知人に誘われて、洲石さんにてごちそうになりました。
ここのオーナーさんは、日本料理の正統派「吉兆」の流れを受け継ぐ名古屋の名店「加瀬」で修業をされた後、独立された方。
気さくな奥さんとお二人で営業されています。
ひっそりと栄のビル2階にて20年ほど営業されているので、お二人のお人柄を好んでご来店される方が多いのでしょうね。
知人もその一人。
開店当初からずっと通っておられるようでした。
別件で、奥さんと知り合い、伺うことはあっても、食事を頂くのは初めて。
ワクワクでした。
無くなってしまった丸栄と明治屋の間の通りです。
名古屋美術クラブのビルのおとなり、プリンセス遠山の2階です。
暖簾をくぐると、松栄堂の堀川の香りが微かに漂います。
奥の個室に案内され、着席。4名テーブルが2席、後はカウンターとこじんまりした店内
八寸:トマト、紫花豆、卵焼き、エビ、サツマイモ、長芋、鱧の葛寄席
一つ一つ丁寧に仕上がって感動。
椀 物:真薯と冬瓜。木の芽の香りが豊かでお出汁も素晴らしく美味しい。
お造り:鯛は昆布で〆てあるからとマグロは可もなく不可もなくという感じ。新鮮ですね。
焼き物:賀茂ナスと平貝の西京味噌仕立て。味噌に卵黄が入っているからと、まろやかでたまらなかった。白いご飯に付けて食べたくなるお味。茄子の柔らかい食感と平貝のこりこりした食感が楽しい料理だった。
ご 飯:うちはもち米なんで、とスグキとゴマがたっぷりかけてあり、もう一杯。とお願いしたいくらい。美味しい。
水菓子:黒糖のシャーベット。黒糖は石垣島産。うちはここのしか使わないとオーナー。コクがあるのにさっぱり。なんででしょうね?本当においしい。
しっかり頂いて3人で12,000円以内だったようです。
ちょっとした料亭だったら4~5000円は取られそうなお品ばかり。
たまの贅沢には、落ち着いてゆっくりできるので、とても良いお店だと思います。
洲石 店舗情報
店名:洲石 (しゅうせき)
電話:052-262-2149
住所 :知県名古屋市中区栄3-12-14 プリンセス遠山 2F